海外を主な拠点にする外資系製薬会社の日本法人に勤務する場合、各国のメディカルドクターとの連携は欠かせません。
また外資系製薬会社でなくても、海外の文献や論文を読み新薬の開発に反映させなければならないケースは多々あります。
本格的にMDを目指すなら英語スキルが必須。
ではどの位のレベルの英語力が必要なのでしょうか?

メディカルドクターに英語力が必要な理由

なぜMDに英語力が必要なのでしょうか?
まずMDを募集している製薬会社が外資系である場合、本社がアメリカやイギリス、ドイツなど海外に置かれています。
本社以外にも様々な国に現地法人を持っているケースも多く、その場合、母国語とは別に共通語として英語を使用する傾向にあります。

ドイツに本社を置く製薬会社であっても、各国の現地法人に雇用されたMDとは基本的に英語で会話を交わす事になります。
また研究論文や文献、ネット上の情報を探して収集する時も、英語は必須。

いちいち通訳や翻訳ソフトを使って論文を読んだり他国のMDと意思疎通するようでは、開発スピードにとてもついていけないでしょう。
そのため日本語しか読めない、という医師は書類審査や面接の時点で選考から外されてしまう可能性大。
MDになりたいなら、医師である事に加えて英語力は絶対条件です。

目安として、TOEIC700~800点レベルの英語力は必要である、と言われています。
TOEIC800点の英語力は、インターネットに掲載された文章を翻訳ソフト無しで読める、英語での会話ができるというレベルです。

最低限これくらいの事が出来なければ、MDとして活躍できません。
TOEIC900点レベルになるとネイティブと同等です。
900点は無理でも700~800点は欲しい所です。

英語の苦手な医師はどうすればいい?

メディカルドクターにとって英語は必須、と言われていますが、MDの全てが英語を理解しなければならない、というわけでもありません。
外資系ではない国内企業の製薬会社のうち、主に医局の医師向けに新薬のアピールや勉強会を行う、いわゆる「営業寄りのMD」の場合、英語力はそれほど必要とはされません。

仕事でおつき合いする方が日本人であれば英語を無理に話す必要もないため、英語が苦手な医師は国内製薬会社に狙いを定めると良いでしょう。

ただし、営業で外国人と頻繁に会う、外国の製薬会社社員と営業で会う、海外製薬会社と提携するなどする場合は日常会話が出来るくらいの語学力が必要です。
MDとして働く場合、やはり英語力は無いよりもあった方が良いようです。