RYU 第9号
国土交通副大臣として雪害対策

国土交通副大臣 参議院議員 松村龍二


◆異常な大雪対策に力
 今冬はかってない大雪でお見舞い申し上げます。毎日の自宅前の除雪から屋根の雪下しまで体の休まるひまもなく、また農作業テントの崩壊など損害も大きいものになっています。県内各地で屋根からの転落事故など犠牲者を出しており、心から豪雪被害をお見舞い申し上げます。
 昨年十一月には小泉内閣の組閣ではからずも国土交通副大臣に任命され、危機管理と交通関係・観光分野等を担当しています。
 十二月二十五日に東北のJR東日本羽越線で起きた特急列車の脱線転覆事故には、担当副大臣として二日間現場に行ってきました。公共交通機関の安全確保の重要性をしみじみと感じてきました。帰途官邸で小泉総理大臣に事故の報告をしました。その時、雪害の状況についても報告させていただきました。羽田空港から官邸までの車の中で電話で勝山市長から現況をお聞きし、総理に報告させていただきました。
 その内容は@56豪雪以上の雪害が予想されるAメーンストリートだけでなく生活道路の除雪が大変B高齢者の家の除雪が大変で手を差し伸べる区長、民生委員、役場も手が回らないC昔の大雪は積もるがままに生活する牧歌的な面があったが、自動車時代の今は除排雪が待ったなしであるなどでした。小泉総理は翌日、本格的な雪害対策をまとめられました。追加予算等実現します。

◆北陸新幹線を貫通させよう
 昨年五月には北陸新幹線について県民の悲願の福井駅部等の工事着工があり、いよいよ福井県にも新幹線の槌音が響くことになりました。そして一昨年の政府・与党プロジェクトチームで決められた「南越駅から敦賀駅までの工事認可申請をただちに行う」という決定が昨年十二月に実行されました。暮れには福井駅部工事に第二年目三十億円の予算が決まっています。今後の県の課題は早期に見直しの機会を得て福井駅までの線路の工事認可を勝ち取ることです。自民党新幹線・鉄道基本問題調査会の津島会長、石川県の森先生も今年度中に見直しを行いたいとの意欲を表明しておられます。
 新幹線はいったんこれが完成すると、地域が発展しますし、環境にも優しく経済的な交通機関であります。とくに北陸新幹線は東海道新幹線の代替路線の意味を持ちますし、原子力発電で日本に貢献している福井県は早期見直しを要求して当然でしょう。

◆新幹線は全国で奪い合い
 新年の福井商工会議所賀詞交換会で私は新幹線について次のようにあいさつしました。 正月のTV番組の新撰組のように純粋で優秀な若狭JCのみなさんが昨年暮れ若狭ルートを堅持したいとの陳情に見えました。十分にご意見を聞いた後、私はこう申しました。『私はみなさんが大局的な見地から敦賀以西のルートについて県知事に一任するという決意をしていただけるならば後世大変評価されるでしょう。これはかって豪雨による土砂崩れで部落を流された西谷村の村民が自ら離村を決意し、その決意のおかげで早期に大型ダム(真名川ダム)が完成し、以後福井平野に洪水がなくなって感謝されていることに匹敵すると思います』。
 今、全国北から南まで各路線で新幹線の早期完成に向けて熾烈な競争が行われています。福井県が早期に決断を行えばそれだけ福井県はその競走に有利になるでしょう。そして地域間競走に勝ち抜くことができるでしょう。私も国土交通省の幹部として全力で支援します。
 舞鶴若狭自動車道、中部縦貫自動車道の整備促進、敦賀港や足羽川改修など社会資本の整備に取り組みますとともに拉致問題の根本的な解決に努めます。
 本年も何卒よろしくご指導ください。みなさまの本年のご多幸をお祈り致します。

第9号(2006年)